メディアジャパン学園ブログ

Next blog
2013/08/28

被災地を緑に!! ④

宮城県固有のノシバが使いたい!!

 

生徒の一言から始まりました。

 

研究班は、若草山ノシバ・京都ノシバと、ノシバの自生地域によって性質が異なるだけでなく、DNAも異なることを2011年~2012年にかけて証明してきました。

 

研究の中で、熱帯性のノシバの自生地が寒帯の東北地方にあることは、知っていたので、生徒のこんな発言になったのでしょう。

 

私は、若草山の研究で、ちょうど宮城県の牡鹿半島先端の金華山島に鹿が500頭いて、ノシバの自生地が拡がっていることを知っていましたので、何気なく「金華山に自生種はあるよ!」と言ってしまいました。

 

 

それがきっかけで、金華山の調査が始まりました。

 

調べれば調べるほど、金華山のノシバは利用するのは難しい・・・・・!!

 

金華山は東北を代表する霊地の一つです。

 

最大の理由は、東日本大震災の震源地(太平洋プレートと北アメリカプレートの交わり点)に一番近い場所です。たぶん、過去に何回も大津波に襲われて、その度に牡鹿半島を津波から防いでいた場所であり、それが霊地として崇められたと思います。

 

金華山には黄金神社があります。ここは海神が報じられていて、この島の動植物は持ち出すことは禁止されています。牡鹿半島から500mしか離れていませんが、島の周囲はほとんどが断崖絶壁で、侵入を拒むような地形です。

 

金華山は、牡鹿半島で失われたブナ林が残り、ここにしかない植物金華アザミが生息したり、希少な植物が残っています。野生動物は鹿とサルで天敵はいません。鹿は江戸期以前から生息していることが確認されていて、若草山と同じ神鹿として保護されています。

 これが、この地に自生するノシバを含む植物が利用されなかった理由です。

 

昨年11月、研究班は宮城県・金華山神社に許可をもらい、葉の生体を採取してDNA鑑定を行いました。

 

0 コメント
コメント一覧
コメントがありません。
コメントを書く
お名前:

Email/URLを追加しますか? >> 追加
コメント: