メディアジャパン学園ブログ

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2005/01/17

入院25日目 いよいよ髪が抜けはじめた

ありがとうノートより

2003年7月20日 入院25日目
髪が少し抜けてきた。

2004年7月22日 入院27日目
やっぱり徐々にではあるが髪の毛が抜けはじめた。Cちゃん(美容師・教え子)に相談した。

2003年7月24日 入院29日目
いよいよ本格的な脱毛が始まった。これも必然必要なんだろうな。すべてを楽しもう。

以上

いつものように鼻歌を歌いながら、廊下ですれ違う看護師さんや患者さんに笑顔で挨拶をしながら、朝シャンのできる洗面所に向かう。

温度調節をして朝シャンスタート。私はショートカットだから洗髪はとても簡単で楽。シャンプーを流している時に、排水口に黒いものを発見。女性で髪がよく抜ける人がいるが、私は洗髪してもあまり髪が抜けるほうではない。初めは気のせいと思っていたが、リンスを流したときにもやっぱり排水口に黒いものが溜まる。

この時初めて抗がん剤の副作用で髪が抜けてきたことを認識。

日に日に抜ける量が半端ではなくなった。抜けた髪が排水口につまらないように、髪が排水口に溜まる度に髪をつまんでは持参したビニール袋に入れた。なにしろ排水口が真っ黒になるのだから、かなりの量が一度に抜けていたことがわかる。
部屋に戻りタオルで髪を拭いて乾かすのだが、拭けば拭くだけ髪が床に落ちる。床が美容院でカットしたあとみたいな状態になる。これもほうきと塵取りで回収。

もっと厄介なのは、ベットに寝る度に枕と頭の摩擦で髪が抜ける。その抜ける量も半端ではない。気持ちが悪くなるほどだ。だから、ガムテープを枕元に置きその都度抜けた髪をガムテープで取っていた。

こんなに面倒なことはやってられないと思い、坊主頭にしようと決断。坊主頭では職場には行けないので(この行けないというのは、私は坊主でも平気だが周囲は平気ではないということ)ウイッグをインターネットでいろいろ調べてみたがオーダーメイドのウイッグは50〜60万円した。なにしろウイッグなんて今まで無縁だったから何の情報も知識もない。そこで、美容師のCちゃんに坊主頭にしたいことを伝え、外出用のウイッグ(かつら)について相談をした。やはり専門家に聞いて正解。その10分の1くらいの値で手に入ることがわかった。早速、私に合いそうなウイッグをお願いした。

髪は女の命というが、この脱毛が始まると同時に患者の葛藤が始まる。私のようにあっさり坊主にしてしまう人間とそうではない人間に分かれる。やはり髪の長い人にとっては辛いと思う。まあ、長い短いだけではないけれど、抗がん剤の副作用で脱毛があるとわかっていても現実それを目の当たりにすると多くの人が辛く悲しい気持ちになると思う。

幸いにして私の思考は、髪が抜けてきた → 面倒だ → 坊主にしてしまえ だから辛くも悲しくもなかった。逆に生まれて一度は坊主頭にしてみたかったなあとか、窪塚洋介も坊主だしとかそんなくらいにか思わなかった。このノーテンキさが自分の長所だと思っている。

次は断髪式
2 コメント
コメント一覧
  • 1

    その気持ちの切り替えに感動しました。本当に本当に…

    by: リエリン, on 2009/05/28
  • 2

    コメントありがとうございます。

    ノーテンキかもしれません(笑)

    by: かとう, on 2009/05/29
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