メディアジャパン学園ブログ

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2012/08/07

豊かになると目的が変わる、その結末は…。

 先日、女子柔道で松本選手が金メダルを獲得した。

 同じ日、愛知県では高校生が河川でおぼれ死亡した。
 翌日の新聞のトップには、
 上記の2つの出来事が2ショットで並んだ。

 金メダルと死亡、まさに天国と地獄である。

 この出来事を私はこう考える。

 日本は、河川が豊かで周りが海に囲まれている。
 よって、水泳というのは、日本人にとって生きていくための道具である。

 私の父などは、橋の上から川に飛び込み、遊んだという。
 そのため浮くための泳ぎを身につけていた。
 同時に、仲間を助ける泳ぎも身につけたのである。

 今、学校では、クロールや平泳ぎなど競技としての水泳を教える。
 スピードを競う水泳だ。

 今回の事件は、友達がおぼれたので、助けに行った後、ともにおぼれた。

 おぼれるのは、当然なのだ。
 競技としての水泳を身につけているだけだからだ。
 長く浮く水泳を教わっていない、よって、おぼれるのである。

 こうなった原因は何か。
 水泳を身につけることの目的が変わってしまったからである。

 豊かになり娯楽が多様化した。
 昔なら、夏なら川で遊ぶことは日常だった。
 今は、管理されたプールで遊ぶことが基本だ。

 川や海で生きていくための泳ぎから、
 スピードを競う泳ぎに変化したのである。

 スピードも大切であろう。競うオリンピックも大切である。
 しかし、もっと大切なのは、生きていくための方法や知恵である。

 そういう意味で、とても考えさせられる2ショットの記事であった。 
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