メディアジャパン学園ブログ

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2010/09/04

COP10の目的は?

COP10=『生物多様性条約 第10回締約国会議』

字面を追ってみても、なかなか明確な目的のわかりにくい条約だ。

 

新聞の記事などからわかることは、『議長国』というのは『参加各国の意見を束ねる重責を負っている』ということ。

 

COP10に提出される決議案の主な論点は以下のようなもの。

 

ポスト2010年目標

・日本・中国:生物多様性の損失を止めるため効果的・緊急な行動を実施

・EU:2020年までに生物多様性の損失を止める

・ブラジル・アフリカ:目標達成の前提には資金援助が必要(合意の大前提)

 

遺伝資源からの利益配分(ABS)

・先進国:遺伝資源の採取が途上国から円滑にできるルールが必要

・途上国:先進国は、植民地時代までさかのぼり、利益を還元せよ

 

生物多様性と気候変動

・気候変動枠組み条約で検討されている、先進国が途上国の熱帯雨林の劣化を防止する仕組みを生物多様性面でも活用する。

(COP10の決議が温暖化防止の国際交渉に影響を与えることを危惧する声も)

 

SATOYAMAイニシアティブ (←鳩山イニシアティブかと思った~!!www)

・日本政府:日本の中山間地域の保全活動を海外でも活用

・他国:SATOYAMAの概念を理解する締約国はどれほどあるのか?

 

以上

 

COP10パートナーシップ事業に参加する者として、あまり本元の条約に関し文句を言いたくは無いが・・・。

決議案の論旨を一読しての感想・・・『あんまり尊さを感じない。』

 

本来、この条約の根底にあるのは、

『人間による乱開発で、これ以上、生物を絶滅に追いやってはいけない』

・・・だと思うのだが、これを見る限り、単なる先進国と途上国の政治的駆け引きの場になってはいないか?

 

途上国は、自国の熱帯雨林にある希少動植物をできるだけ高く売ろうとし、現在の100倍の資金提供を要求している。

挙句の果てには、大航海時代の利益まで還元しろ!と・・・。

当然のことながら、先進国は『そこまで遡って法律を適用できない』との見解。

 

条約とは、そもそも国益のぶつかり合いなのだろうと思う。

であるならば、日本政府は『他国から尊敬されること』なんぞ、コレッぽっちも考える必要は無い。

 

基本的に、自国の資源を護るのは自国でしかない。

乱開発で富を得た後、様々な動植物が絶滅するのか?否か?は、その国が決めればいいことだ。

人類にとって、地球にとって、大きな損失ではあるのだが、当事国にその認識が無いならば仕方ないではないか。

・・・ってハッキリ言っちゃ~問題あるから、のらりくらりと交わしていればいいのデス。

 

里山の概念を他国が理解できないなら・・・それでいいんじゃないでしょうか?

日本は資源の少ない国ですから、昔から、モノを大切にしたり、育てつつ収穫したりという、資源循環の概念が当たり前だったのですが、他国はほとんど資源の豊富な国々ですから、そんなまどろっこしいコト考えたくないのでしょう。

提案するけど、押し付けない。

何年か後に『あの時、言ったでしょ~!w』という証拠が残ってればいいんじゃないかと思います。

 

日本にとって、現在の最優先課題は『デフレ脱却』と『景気対策』(=雇用対策)です。

国家経済の一大事って時に、金持ちの道楽みたいな条約に血道を上げる必要はありません。

参加することで世界のトレンドを確認し、将来の産業創出・技術革新に成果をあげればOKです。

 

日本がカッコイイこと言わなくても、事務局長が『失望した』とか言うだけでしょ!

それって事務局長の国の国益にならなかったってコトと同義語なだけですから、日本の国益が守られたってコトで日本人が評価してあげればいいだけです。

 

最近、国連やIMFの声明を見てても思うのです。

すべては形を変えた国際会議で、各国の目的は『世界平和』などではなく、『国益』の一点です。

 

日本はそろそろ『お人好し』をやめないと、世界中からたかられ、しゃぶり尽くされるだけです。

世界では、そういうターゲットになったモノを『アホ』と言うのです。

誰も同情しません。

それが世界の常識です。

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